「中庭のある家ってステキだけど、実際に住んで後悔しない?」
「オシャレな中庭のある家に憧れるけど、メンテナンスや使い勝手が心配…」
「中庭のある家を建てたいけど、デメリットや対策を知りたい!」
プライベートな非日常空間を実現できる、中庭のある家。
憧れはあっても、実際に建てるとなると「失敗したくない…」と不安になりますよね。

私の家も、塀で囲まれたプライベートな中庭を2階に作りましたが、コストや虫問題などで後悔しないか心配でした…。
中庭のある家づくりで後悔しないためには、メンテナンスや断熱性、生活動線など事前の計画が何より大切なんです。
本記事では、中庭のある家で後悔してしまう理由と後悔しないための対策を詳しく紹介します。
- 中庭のある家で後悔してしまう理由6選
- 中庭のある家で後悔しないための対策6選
- 注文住宅で中庭のある家を建てるメリット3選
- 【間取り図あり】中庭のある家の実例3選
記事を最後まで読めば、計画が難しいと思われがちな中庭のある家づくりを、スムーズに進められるようになりますよ!


また私は、理想のお家作りを叶えるための無料相談会を毎月開催しています。
フォロワー8万人越えの家づくり系インスタグラマーとして活動中の私ミナや、相談件数5,000件越えの元日本No.1営業マンのすーさんに、お家作りのお悩みを相談可能です。
予約が埋まりがちの人気ハウスメーカーや知る人ぞ知る秘境的なデザイン事務所などもご紹介できますので、ご興味のある方はぜひ今すぐお申し込みください!
\ 家づくりのプロに相談可能!/
中庭のある家で後悔してしまう理由6選
中庭のある家で後悔してしまう理由を6つ、紹介します。
- メンテナンスに手間がかかるから
- 断熱性が低下し光熱費が上がるから
- 大雨・大雪で排水されにくいから
- 虫が寄ってくるから
- 生活動線が長くなるから
- コストが高くなるから
家を建てた後に後悔しないよう、一つずつチェックしていきましょう!
1.メンテナンスに手間がかかるから
中庭のある家はおしゃれで魅力的ですが、メンテナンスの手間がかかります。
窓や庭、ウッドデッキなどは手入れが必要で、放っておくと見た目も悪くなり、劣化の原因にもなるんです。
たとえば、中庭を綺麗に保つためには以下のようなメンテナンスが欠かせません。
- 外壁・ウッドデッキの塗り替え
- シンボルツリーの剪定・雑草対策
- 排水溝の清掃
- 窓ガラスの清掃
メンテナンスの手間を減らすなら、人工芝や防草シート、人工木デッキなどを取り入れるとラクになりますよ。



メンテナンスコストを含めて、設計段階で工夫しておくのがおすすめです!
2.断熱性が低下し光熱費が上がるから
中庭を作ると壁や窓が増え、外気の影響を受けやすくなります。
そのため冷暖房の効率が悪くなり、光熱費が上がってしまうんです。
また、中庭のある家では、断熱性が下がる原因がいくつかあります。
主な原因は以下のとおり。
- 壁に囲まれた空間は湿気がこもりやすい
- 空気が停滞しやすく熱がたまりやすい
- 結露やカビの発生リスクが高まる
対策としては、断熱性の高い窓ガラスや窓サッシを選ぶのがおすすめです。



断熱性を確保して、中庭の良さを最大限に活かしましょう!
3.大雨・大雪で排水されにくいから
中庭のある家では、大雨や大雪による排水トラブルが起こる場合があります。
中庭は壁に囲まれた空間のため、水の逃げ道をしっかり確保しておかないと水が溜まってしまうんです。
以下のような設計上の排水計画を立てておきましょう。
- L字型・コの字型の家:開いている方向に水が流れるよう、勾配や排水経路を工夫する
- ロの字型の家:中庭に排水溝を設け、大雨に備えた排水設計を立てる
- 雪の多い地域:ロードヒーティングや温水噴射装置で雪を溶かす対策をする
中庭に水たまりができると、建物の劣化やカビ・害虫の発生につながる恐れもあります。



長く快適に中庭を楽しむためにも、気候条件に合った排水計画を立てましょう!
4.虫が寄ってくるから
中庭のある家は、虫の集まりやすい環境になりがちです。
特に夏場や湿気の多い時期は、光や水気を求めて虫が集まりやすくなります。
すると、室内まで侵入してくる可能性も高まります。
虫の問題には、以下の対策が効果的です。
- 使用していない時間帯は中庭の照明を消す
- 虫が嫌う植物(除虫菊、ミント、レモングラス等)を植える
- 虫よけ効果のある薬剤を定期的に散布する
- 植物の剪定を定期的に行い、過密にならないようにする
特に自然豊かな地域や水辺の近くでは、虫の発生が多くなる傾向があります。



虫が苦手な方は、中庭のある家を検討する際に虫対策を考えておきましょう!
5.生活動線が長くなるから
中庭のある家は、生活動線が長くなりがちです。
庭を囲むように部屋が配置されるため、移動のしにくさや遠回りしないといけないストレスを感じることも多いんです。
次のように、生活動線・家事動線を短くする工夫がおすすめです。
- キッチン・洗面所・浴室などの水回りを1カ所にまとめ、家事動線を最小限にする
- リビングを家の中心に配置して、各部屋への移動をスムーズにする
- 行き来の多い部屋同士は近くに配置し、移動の手間を少なくする
間取りを考える際は、家の中でどう動くかを一緒に考えるのが大切です。



実際の生活シーンをイメージして動線計画を立てると、後悔のない中庭のある家づくりができますよ!
6.コストが高くなるから
中庭を作ると、建物の形がコの字型やロの字型になります。
すると、壁の表面積や窓の数が増えてコストが上がってしまうんです。
コストが高くなる要因は、他にも以下のようなものがあります。
- 中庭に面した窓が多くなり、サッシ代や取付工事費が増加する
- 建物の凹凸が多いため作業効率が下がり、人件費も増えやすい
- 中庭のデザインや排水設備など、外構にもコストがかかる
予算を考えずに中庭づくりを優先すると、見積もりの後にどこを削ればいいかわからないという事態になりがちです。



理想を追い求めすぎず、どこにお金をかけるのかを冷静に判断するのが大切ですよ!
中庭のある家で後悔しないための対策6選
中庭のある家で後悔しないための対策を6つ、紹介します。
- メンテナンスの手間が少ない素材を選ぶ
- 断熱性の高い素材を使用する
- 排水路を確保する
- 雑草対策をして虫よけをする
- 生活動線をシミュレーションして設計する
- 外観はシンプルな形状にする
中庭のある家を建てるヒントにしてください。
1.メンテナンスの手間が少ない素材を選ぶ
家を建ててから後悔しないために、最初からメンテナンスの負担が少ない素材を選びましょう。
たとえば、以下のような対策がおすすめです。
- 床材には人工木のウッドデッキやタイルを使用する
- 落ち葉の少ない植物や、手入れが簡単な植栽を選ぶ
- 窓ガラスは汚れにくい撥水コーティングタイプを選ぶ
実際、我が家のウッドデッキには、樹脂素材の床材を使ってお手入れを簡単にしています。



デザイン性だけではなく維持管理のしやすさも、しっかり検討するのが大切ですよ!
2.断熱性の高い素材を使用する
中庭のある家は窓が多くなる分、通常の住宅よりも断熱性の高い素材を使用しましょう。
窓を減らして断熱性を高める方法もありますが、中庭の魅力である明るさや開放感がなくなってしまいます。
断熱性能を確保しながら中庭の魅力を活かす方法は、以下の通り。
- 断熱性能の高い複層ガラスや真空ガラスの採用する
- 窓には、熱伝導率の低い樹脂サッシや木製サッシの使用する
- 外壁には羊毛断熱材や炭化コルクなど、気密性の高い素材を選ぶ
明るさと断熱性を両立させるには、素材選びが重要です。



それぞれ特徴や価格が異なるため、専門家と相談しながら最適な素材を選ぶのがおすすめですよ!
3.排水路を確保する
排水計画は、中庭のある家で後悔しないためにとても重要です。
大雨や雪解け時に水が適切に排水されないと、室内への浸水リスクが高まるんです。
効果的な排水対策は、以下がおすすめです。
- 雨水や雪解け水を逃がす排水計画を設計段階でしっかり立てる
- 中庭の床に適切な勾配を設ける
- 緊急時の排水ポンプ設置スペースを確保する
どんなに優れた排水設備でも、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。



気象変動が激しい今だからこそ、土地に合った排水設計と備えが後悔を防ぐポイントですよ!
4.雑草対策をして虫よけをする
中庭の快適さを維持するためには、雑草と虫の対策は欠かせません。
雑草が生い茂ると景観が悪くなるだけでなく、虫も寄ってきやすくなってしまいます。
雑草・虫対策としては、以下がおすすめです。
- 虫よけ効果のあるハーブ系植物を植える(ラベンダー、レモングラス、ミントなど)
- 虫が発生する前に虫よけ剤を散布する
- 防草シートや砂利を敷いて雑草の発生を防ぐ
スッキリとした中庭は清潔感があり、虫の発生も抑えられますよ。



雑草・虫よけ対策を住み始める前からおこなって、中庭を快適な空間にしましょう!
5.生活動線をシミュレーションして設計する
中庭のある家を快適にするために、生活動線をしっかりシミュレーションしましょう。
動線が複雑だと暮らしにくくなってしまうため、実際の暮らしをイメージした動線計画が重要なんです。
生活動線は、以下のようにシミュレーションするのがおすすめです。
- 家族全員の一日の行動パターンを時間軸に沿って具体的に描く
- 朝の準備、帰宅後、夜間など時間帯別の動きを確認する
- 雨天時や四季の変化による動線の使い方の違いを想定する
将来の家族構成の変化も視野に入れて考えると、子どもの成長や親との同居などライフスタイルの変化にも対応できますよ。



事前に丁寧なシミュレーションをして、後悔のない中庭のある家づくりをしましょう!
6.外観はシンプルな形状にする
中庭のある家は外観をできるだけシンプルにすれば、コストダウンできます。
複雑な間取りは、建築コストが高くなるだけではなく将来のメンテナンス費用も高くなりがちです。
以下のように外観をシンプルにすると、コスト面の削減ができますよ。
- 外観の凹凸を最小限に抑える
- 屋根形状をシンプルにする
- 中庭の形を四角形にする
中庭のある家の設計は、実績豊富なハウスメーカーや設計事務所がコストダウン方法にも精通しているのでおすすめです。



私が行っている無料相談なら、家づくりのプロのすーさんが予算と好みからおすすめの建築会社を紹介できますよ。



中庭のある家で後悔しないために、ぜひお気軽にご相談下さい!
\ 家づくりのプロに相談可能!/
※毎月10名限定
注文住宅で中庭のある家を建てるメリット3選
注文住宅で中庭のある家を建てるメリットを3つ、紹介します。
- 風通しがよく日当たりが良くなる
- プライバシーを確保できる
- LDKと中庭をつなげて空間を広げられる
中庭のある家を建てたいと考えている方は、ぜひ読んでイメージを膨らませてくださいね!
1.風通しがよく日当たりが良くなる
中庭のある家のメリットは、風通しと日当たりの良い住まいを実現できること。
特に、都市部や住宅密集地など日光が入りにくい土地は、中庭を作るのがおすすめです。
具体的には、中庭を設けると以下のようなメリットがあります。
- 北側の部屋でも中庭に面していれば、明るく快適になる
- 周囲に高い建物があっても影響を受けにくい
- 風の通り道ができるため、家全体の通風性が高まる
自然光を最大限に活用でき、電気使用量の削減にもつながります。



中庭のある家なら、どんな立地条件でも明るく快適なお家を実現できますよ!
2.プライバシーを確保できる
中庭のある家は、外からの視線を気にせずプライバシーを確保できるのが大きな魅力です。
ロの字型の間取りなら完全に壁に囲まれるため、子どもやペットを安心して遊ばせられますよ。
他にも、プライバシーを確保するメリットは以下の通り。
- カーテンを開けたままでも生活が覗かれる心配がない
- リラックスして屋外空間を楽しめる
- 外部からの視線を完全に遮断できる
我が家も、塀に囲まれた完全プライベートなウッドデッキで毎年プールを楽しんでいますよ。



周囲の目を気にせず庭でのびのびと過ごしたい方は、中庭のある家がおすすめです!
3.LDKと中庭をつなげて空間を広げられる
LDKと中庭をつなげると、空間にゆとりと開放感が生まれます。
室内と屋外をつなぐ設計は、暮らしの幅がぐっと広がるんです。
たとえば、次のように中庭を有効活用できますよ。
- リビングから続くウッドデッキは、家族の団らんスペースになる
- 視覚的に空間が広がり、実際より広く感じられる
- BBQやアウトドアなど、家族や友人との時間が充実する
LDKと中庭の床の高さを揃えたり、同系色の素材を使ったりするのがおすすめです。



一体感を意識してデザインすると、家族みんなが居心地の良い空間にできますよ!
【間取り図あり】中庭のある家の実例3選
中庭のある家の実例を3つ、紹介します。
- 【コの字】大きな窓で中庭と繋がれる実例
- 【平屋】ロの字型で回遊動線の実例
- 【30坪台】プライバシーを守れて開放感もある実例
すべて間取り図付きなので、ぜひ参考にしてください!
1.【コの字】大きな窓で中庭と繋がれる実例




外から室内が見えない、中庭を囲むコの字型の間取りです。
プライバシーがしっかり確保され、カーテンなしでも過ごせるので自然光もたっぷり楽しめます。
大きな窓で室内と中庭がつながり、面積以上にゆとりを感じられ開放感がありますよね。



家のどこにいても中庭の開放感を感じられ、まるで屋外にいるような心地よさを楽しめる実例です。
2.【平屋】ロの字型で回遊動線の実例
家の中央に中庭を設けたロの字型の間取りの実例です。
中庭は6.3m四方の広いスペースを確保しており、どの部屋にいても太陽光が届きます。
外からの視線を気にせず、屋外リビングとしてプールやキャンプを楽しめますよ。



回遊動線を活かした間取りで家の中をぐるっと一周できるため、生活動線もスムーズなのが魅力的ですね。
3.【30坪台】プライバシーを守れて開放感もある実例




プライバシーを守りつつ開放感のある暮らしが叶う中庭のある家の実例です。
建物は30坪台ながらもコの字型に設けた中庭によって、光や風をしっかりと取り込める設計になっています。
中庭には開閉可能な木製格子を採用し、外からの視線を遮りながらくつろげますね。



玄関から洗面室、リビングへと続く回遊動線など、日々の暮らしを快適にする工夫も満載です。
中庭のある家の間取りについては、【30〜40坪対応】中庭のある家の間取りアイデア集|平屋・二階建て別に成功ポイントを解説で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみて下さい。
まとめ|後悔しないための対策をしっかり立てて中庭のある家を実現しよう
本記事では、中庭のある家で後悔してしまう理由と対策について紹介しました。
中庭のある家を建てたいと思っても、メンテナンスの手間や断熱性、コスト面など様々な面で不安を感じる方も多いですよね。



私自身、完全プライベートな外空間を求めて、中庭やウッドデッキのある間取りをたくさん検討してきました。
「後悔しない家づくり」に全力を尽くした経験を踏まえても、中庭のある家づくりでは特に、事前の計画が何より大切だと実感しています。
適切な素材選びや生活動線の工夫、排水計画などしっかりとした対策を立てると、快適な中庭のある暮らしが実現できるんです。
非日常を味わえる中庭は、ホテルライクな家づくりにもぴったり!
ぜひ、この記事を参考に後悔のない中庭のある家を叶えてくださいね。
コメント