「ハイドアにすると、部屋が狭く見えるって本当?」
「引き戸ハイドアのデメリットはあるの?」
「デザインはおしゃれだけど、後悔しないか不安…」
天井まで高さのあるハイドアは、空間を広く見せてくれるおしゃれな建具として人気があります。
しかし、不自然なドアになってしまった、音が漏れて後悔したといった声もあるんです。

せっかく家づくりにこだわるなら、見た目だけでなく、住み心地にも満足できる選び方をしたいですよね。
結論から言うと、ハイドアで後悔しないためには、設置する場所と使う目的をよく見極めることが重要です。
本記事では、ハイドアの失敗例やデメリットを紹介し、選ぶときのポイントまでわかりやすく解説します。
- ハイドアで後悔しやすい理由3選
- ハイドアを後悔した失敗例3選
- ハイドアのメリット3選
- ハイドアの選び方のポイント3選
- ハイドアに向いている場所・向いていない場所
- ハイドアの価格で後悔しないために、知っておきたい費用感
ぜひ最後まで読んで、あなたの暮らしにぴったりなハイドアを見つけてください!


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ハイドアとは、天井まで届く高さのある室内の扉
ハイドアとは、天井近くまで高さのある室内ドアです。
空間がすっきり広く見えるので、ホテルライクなテイストの注文住宅やデザイン性の高い家で人気があります。
一般的なドアよりも縦長のため、スタイリッシュで高級感のある印象を演出できるんです。
例えば、以下のような場所でよく使われます。
- リビングと廊下の仕切り扉
- 玄関ホールのドア
- 壁面収納やパントリーの扉
とくに天井が高めの家や、壁と一体感を出したい空間に向いていますよ!



ただし、後悔しないためには、設置場所や目的に合わせて選ぶのが大切です。



次の章では、ハイドアの後悔しやすいポイントについて詳しく解説しますね。
ハイドアで後悔しやすい理由3選
ハイドアで後悔しやすい理由は、以下3つです。
- 値段が高く、予算オーバーになりがち
- 音・光・空気が漏れやすい
- ドアが重く開閉しづらい
よくある後悔なので、順番に解説していきますね。
1. 値段が高く予算オーバーになりがち
ハイドアは通常のドアよりも高さがあるため、材料費・施工費ともに割高になります。
ドア1枚あたりの差額が積み重なって、予算オーバーにつながる可能性もあるんです。
例えば、以下のような失敗例がありますよ。
- 標準仕様の範囲外のため、追加費用がかかった
- 建具にお金がかかり、他の設備に予算を回せなくなった
- 当初の見積もりよりも、大幅な増額につながった
ハイドアの採用はコストとのバランスを見て、必要な箇所にしぼるのがポイントです。
他にも、ホテルライクなお家作りで知っておきたいポイントを【後悔しない】ホテルライクな家のデメリット4選|高級ホテルのような家のメリットも紹介でも紹介しています。合わせて読んでみてくださいね。





全体の予算も考えて、ハイドアを取り入れていきましょう!
2. 音・光・空気が漏れやすい
ハイドアは開口部が大きいため、遮音性や気密性が通常のドアより劣る場合があります。
天井付近まで開いているので、隙間から光や音、冷暖房の空気が抜けてしまうんです。
例えば、以下のような事例がありますよ。
- リビングのテレビ音が寝室に聞こえてしまう
- トイレの音が気になる
- エアコンの効きが悪い
静音性や断熱性が求められる場所には、性能に配慮したドアも検討しましょう。



生活面とおしゃれさの両立が、ポイントですよ!
3. ドアが重く開閉しづらい
ハイドアは高さがある分、重量も重くなり開閉しづらいという後悔があります。
特に木製ドアや防音タイプの場合、日常的に開け閉めするたび重さがストレスに感じてしまうんです。
以下のような、後悔があげられます。
- 子どもが、自分で開けられない
- 引き戸の動きが重くて、音も気になる
- 掃除やメンテナンスが、面倒
毎日使うドアだからこそ、扱いやすさも重視して選ぶのをおすすめします。



重さもチェックして、選んでいきましょう!
ハイドアを後悔した失敗例3選
ハイドアを採用して後悔した失敗例を、以下3つご紹介します。
- リビングに設置して冷暖房効率が悪化
- ドアの存在感で部屋が狭く見えた
- 引き戸の壁が隠れる
それぞれ具体的に、見ていきましょう。
1. リビングに設置して冷暖房効率が悪化
ハイドアは空間を開放的に見せられる反面、冷暖房の効率が悪くなるケースがあります。
天井までの開口があるため、エアコンの風が逃げやすく電気代も上がりがち…。
冷暖房の効きが悪くて後悔しないためには、以下の対策を検討してみてください。
- パッキン付きの気密性の高いハイドアを選ぶ
- エアコンの位置をドアから離した場所に配置する
- ドアの開口を全面ではなくあえて垂れ壁を残す
広めのLDKにハイドアを使う場合は特に、断熱対策をよく考えておきましょう。
ホテルライクなリビング作りのポイントは【もう迷わない】ホテルライクなリビングをつくるコツ7選|インテリア実例や狭くてもできる工夫を紹介で解説しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。





リビングのハイドアは、見た目だけでなく快適性も意識して選びましょう!
2. ドアの存在感で部屋が狭く見える
空間を広く見せるはずのハイドアなのに、ドアの存在感で部屋が狭く見えてしまったという事例もあります。
ドアの高さと色や素材が目立ちすぎて、圧迫感が出てしまうためです。
以下のようなドアになっていないか、確認してみてください。
- ドアの色が壁と合っていないため、浮いて見える
- 重厚な素材のため、壁のような存在感がでてしまう
- 窓や家具と高さが合わず、空間に違和感が出る
ハイドアは壁と同化するデザインや配色を意識すると、すっきり見えやすくなります。



空間を広く見せたいなら、壁と一体感のあるハイドアを選ぶのがコツです!
3. 引き戸で壁が隠れる
ハイドアを引き戸にした場合、開けたときにドアが壁にかぶさる面積が大きくなります。
使えるはずの壁面が使えないという失敗が、起こりえるんです。
具体的には、以下のような事例。
- コンセントやスイッチが隠れてしまった
- 壁掛け収納を設置できなかった
- 家具やポスターが置けない場所が増えた
特にハイドア引き戸は、引きしろに注意して設計するのが大切です。
引き戸タイプを選ぶなら、開閉時のドアの動きや壁の使い方まで事前にシミュレーションしておきましょう!



後悔した人の失敗例を聞くと、ちょっと不安な気持ちになりますよね…



次の章では、ハイドアだからこそ選びたいと思える魅力をたくさん紹介しますよ!
ハイドアのメリット3選
ハイドアのメリットを、以下3つご紹介します。
- 天井が高く見えて、開放感がアップ
- 空間に高級感が出る
- 採光や通風性が良くなる
それぞれ詳しく、解説していきますね。
1. 天井が高く見えて、開放感アップ
ハイドアを設置すると、天井が高く見えるので開放感が格段にアップします。
ドアの高さが天井まであるので、視線が縦に抜けて、実際よりも広く感じられるんです。
例えば、以下のような開放感を感じられますよ。
- 天井が高く見えて圧迫感がない
- ドア上に壁がないので、空間がつながって見える
- 廊下やリビングの印象が一気に明るくなる
ドア一つ変えるだけで、開放感がアップするんです!



同じ広さの部屋でも、開放的な印象を演出できますよ。
2. 空間に高級感が出る
ハイドアを取り入れると、室内全体の雰囲気に高級感が生まれます。
スッと天井まで伸びるドアは、ホテルライクでスタイリッシュな空間づくりにおすすめです。
以下のような点が、おすすめですよ。
- シンプルな空間でも洗練された印象になる
- 建具のラインが美しく、デザイン性が高い
- 幅広いインテリアに合う
ハイドアは、おしゃれでワンランク上の内装を叶えてくれるアイテムです。
高級感のある家を目指すなら【重厚感×おしゃれ】高級感のある家を作るコツ10選|おすすめのハウスメーカーやインテリアも紹介の記事もおすすめです。





ハイドアで、高級感のある印象の部屋作りを実現しましょう!
3. 採光・通風が良くなる
ハイドアは、採光や通風にとても優れています。
開口部が大きいため、部屋の光や風の通り道がしっかり確保できるのが嬉しいポイントです。
たとえば、以下のような効果があります。
- 部屋全体が明るくなる
- 空気の流れが良くなり、湿気対策につながる
- ガラス入りのハイドアは、採光効果がある
北側の部屋にも、おすすめです。



空間全体の居心地の良さや、清潔感をアップしてくれるのも、ハイドアの魅力ですよ!
【後悔しない】ハイドアの選び方のポイント3選
ハイドアの選び方のポイントを、以下3つご紹介します。
- ドアの素材・色・デザインを空間に合わせる
- 防音・断熱など、性能面を確認する
- 信頼できるメーカーや施工会社を選ぶ
どれも気をつけて欲しいポイントなので、詳しく解説していきますね。
1. ドアの素材・色・デザインを空間に合わせる
ハイドアを美しく見せるには、素材や色、デザインを空間に合わせましょう。
ドア単体でおしゃれに見えても、壁や床との相性が悪いと浮いて見えてしまうんです。
たとえば、以下のような選び方をしてみてください。
- 壁と同じ系統のカラーで統一感を出す
- 床材と素材感を揃えてナチュラルに見せる
- ミニマルデザインの空間なら、取っ手を隠せるタイプを選ぶ
溶け込ませるようなデザインを選ぶと、後悔しにくくなります。



ハイドアの見た目を活かすには、周りとのバランスが大切ですよ!
2. 防音・断熱など性能面を確認する
見た目だけでハイドアを選ぶと、音や空気の漏れで後悔につながるのでよく確認しましょう。
特に寝室やトイレのような静けさを求める場所では、機能面のチェックが必須です。
以下のような、ポイントを意識しましょう。
- 密閉性の高いドアを選ぶ
- ガラス入りなら複層タイプで断熱効果を高める
- 吸音性のある素材や構造を選ぶと、音漏れ対策に効果的
ハイドアはデザイン性が高いぶん、性能面を見落として後悔につながりやすいんです。



暮らしやすさを考えて、ドアの機能性にもしっかり目を向けて選んでいきましょう!
3. 信頼できる施工会社・メーカーに依頼する
ハイドアは通常のドアよりも施工に手間がかかるため、経験のある業者に依頼するのが安心です。
以下の点に注目して、業者を選びましょう。
- ハイドアの施工実績があるかどうか確認する
- 建具メーカーのカタログでサイズや仕様を事前にチェックする
- アフターフォローがしっかりしているかも要確認
ドアが歪んだ、開閉しづらいなどのトラブルは、設置精度の低さが原因の場合もあります。
リクシルなどの大手のメーカーは、色や扉の種類も多いのでおすすめです!
私ミナや家づくりのプロ・すーさんからも、ハイドアが標準仕様になっているハウスメーカーや、ハイドアの施工に強い工務店を紹介できますよ!



迷ったらぜひ無料相談で、お問い合わせくださいね。



信頼できるメーカーで、お気に入りのハイドアを選びましょう。
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ハイドアに向いている場所・向いていない場所
ハイドアは、以下のように使い分けるのがおすすめです。
- 【向いている場所】玄関・リビング・収納
- 【向いていない場所】寝室・浴室など静音・密閉性が重要な場所
取り入れる時の参考にして欲しいので、それぞれ解説しますね。
【向いている場所】玄関・リビング・収納
ハイドアは、高さとデザイン性を活かせる玄関・リビング・収納におすすめです。
特に人の出入りが多い玄関周りや、開放感を出したいリビング空間にはぴったりですよ。
それぞれの場所には、以下のような特徴を活かせます。
場所 | ハイドアの特徴 |
玄関 | おうちの第一印象を高めて、高級感のある空間にできる |
リビング | 天井まで視線が抜けて、開放的な印象にできる |
パントリー・収納 | ドアのラインを揃えて生活感を消せる |
ハイドアは、魅せる空間と相性がよく、デザイン面でもアクセントになるんです。
我が家では、玄関とLDKとの仕切りにハイドアを使用しています。
詳しくは【シンプルモダン】ホテルライクな玄関をつくるコツ6選│高級感がある玄関インテリア実例も紹介でも解説しているので、合わせて読んでみてください。





ぜひあなたのおうちにも、ハイドアを使いたい!という場所を見つけてみてくださいね。
【向いていない場所】寝室・トイレ・浴室など
ハイドアをおすすめできないのは、寝室やトイレ、浴室など静けさやプライバシーが重視される空間です。
気密性や防音性が落ちやすいので、ハイドアが向いていないんです。
取り入れる時は、以下のような点を考慮してみてください。
場所 | 気をつけたい点 |
寝室 | 音漏れや光漏れが安眠の妨げにならないように、対策する |
トイレ | 使用音が周囲に響いて気になる可能性があるので、間取りの段階から、トイレの配置を気をつける |
洗面や浴室 | 湿気対策や気密性を、別の方法で対策する |
完全な密閉が難しいため、音や湿度管理が必要な場所には避けた方が無難です。



機能性を優先すべき場所には、ハイドア以外の選択肢も検討してみましょう!
ハイドアの価格で後悔しないために、知っておきたい費用感
ハイドアは高さと構造の違いから、一般的な建具よりも1.5〜2倍程度の価格差があります。
たとえば、大手メーカーリクシルの場合、以下のような相場感です。
ドアの種類 | 金額 |
ハイドア(ラフィス) | 110,000円〜 |
室内開戸(ラシッサ) | 64,000円〜 |
室内引き戸(ラシッサ) | 72,000円〜 |
デザインやサイズ、ドア材、メーカーによって価格は大きく変動します。



1枚あたりの差が積み重なって、数十万円の差になるのでメリハリをつけて取り入れましょう!
まとめ|ハイドアは、目的と場所に気をつければ後悔が防げる!
本記事では、ハイドアで後悔しやすい理由や、失敗しないための選び方をご紹介しました。



私自身も、ハイドアに憧れて取り入れましたが、見た目の満足度と、冷暖房とのバランスの難しさの両方を感じました。
でも、空間に合ったデザインや性能を選び、設置場所を工夫すると、後悔は防げます!
ハイドアで大切なのは、なぜその場所に必要なのか、どんな暮らしにしたいのかをはっきりさせること。
流行や見た目だけにとらわれず、自分たちの暮らし方にフィットした選び方をすれば、満足のいく空間が叶いますよ。
本記事の内容も参考に、あなたにぴったりのハイドアを採用してくださいね!
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