「コンクリートの家って憧れるけど、実際に住んでから後悔しないかな?」
「建築費が高いって聞くけど、他にもデメリットはあるの?」
「夏は暑くて冬は寒いって本当?住み心地が心配…」
コンクリートの家の魅力は、圧倒的な耐久性と、モダンでスタイリッシュなデザインを実現できること。
一方で、コンクリートの家は住んでから後悔も多そう…というイメージがありますよね。
確かに、断熱性や施工方法にこだわらないと、実際に暮らしてみて後悔するケースがあります。

でも、構造の特徴や対策ポイントをしっかり理解して、慎重に設計を検討すれば、満足度の高い住まいを実現できるんです!
本記事では、コンクリートの家のメリット・デメリット、効果的な対策方法まで徹底解説します。
- コンクリートの家とは
- コンクリートの家のメリット4選
- コンクリートの家のデメリット4選
- コンクリートの家のデメリットをカバーする対策方法4選
- コンクリートの家が向いている人の特徴3つ
ぜひ最後まで読んで、あなたの理想の住まいづくりの参考にしてくださいね!


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コンクリートの家とは|鉄筋コンクリート造(RC造)のこと


コンクリートの家とは、鉄筋コンクリート造(RC造:Reinforced Concrete)で建てられた住宅のこと。
RC造は、コンクリートと鉄筋という異なる材料の長所を組み合わせた建築工法です。
コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引っ張りに強いという特性があり、2つを組み合わせると、非常に強固な構造を実現できます。
RC造住宅の基本情報は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
構造 | 鉄筋コンクリート造(RC造) |
耐用年数 | 60年以上(木造の約2倍) |
主な用途 | マンション、戸建住宅、商業施設 |
特徴 | 高い耐久性、防火性、遮音性 |
近年では戸建住宅でもRC造を選択する方が増えており、特にデザイン性や災害への強さを重視する方に人気なんです。
デザイン性の高い家を建てたいなら【おしゃれ】スタイリッシュでかっこいい家のポイント3選|モダンな家の特徴や施工事例も紹介の記事も、ぜひチェックしてみて下さい!





一方で、木造住宅と比較するとコストや工期の面でデメリットもあるため、しっかりと特徴を理解した上で検討するのが大切ですよ。
コンクリートの家の具体的なメリットから、詳しく見ていきましょう。
コンクリートの家のメリット4選|地震に強くおしゃれな住まい


コンクリートの家のメリットを4つ、紹介します。
- 耐久性・耐火性が高い
- 防音性に優れている
- デザイン性が高く、ホテルライクな雰囲気になる
- 地震・台風・火災などの災害に強い
一つずつ解説するので、コンクリートの家を検討中の方はぜひ参考にしてください!
1.耐久性・耐火性が高い
コンクリートの家の一番の魅力は、圧倒的な耐久性です。
木造住宅の法定耐用年数が22年に対し、RC造住宅は47年と2倍以上の耐久性を誇ります。
耐久性が高い住まいには、以下のようなメリットがあります。
- メンテナンス費用を長期間抑えられる
- 家族が安心してのびのび暮らせる住環境になる
- 資産価値が下がりにくく、将来の売却時にも有利
特に外壁や構造体の劣化が少ないため、長期間にわたって美しい外観を保てます。



コンクリートの家は、一度建てれば何十年も安心して住める「一生モノの住まい」になりますよ!
2.防音性に優れている
コンクリートの家は気密性が高く、優れた防音性能を持っています。
特に都市部や交通量の多い道路沿いでは、防音性の高さが大きなメリットになるんです。
防音性能の違いは、以下の通り。
- 木造:隣室の会話が聞こえる場合がある
- RC造:映画や楽器を楽しめる静かな空間
- 高性能RC造:防音室に近い性能
楽器演奏やホームシアターを楽しめたり、隣家や道路からの騒音もシャットアウトできたりします。



プライベート空間をしっかり確保できるため、家族それぞれが快適に過ごせる環境を実現できますよ!
3.デザイン性が高く、ホテルライクな雰囲気になる
コンクリート住宅の大きな魅力の一つが、デザインの自由度の高さです。
木造住宅では難しい大胆なデザインや、ホテルのような洗練された空間を叶えられます。
RC造ならではのデザインの特徴は、以下の通りです。
- 柱や壁を最小限に抑えた開放的な間取り
- 曲線階段やアール壁など自由な造形
- コンクリート打ちっぱなしでモダンな仕上がり
- 構造の強さを活かした大開口の窓
特に「コンクリート打ちっぱなし」の仕上げは、高級ホテルやデザイナーズマンションのような洗練された雰囲気を演出できます。
なお、ホテルライクな家づくりについては【高見えアイデア】ホテルライクな家づくりのコツ4選|外観・内装のポイントや部屋の作り方を紹介でも解説してるので、ぜひ参考にしてください。





シンプルでモダンな空間が好みの方には、まさに理想的な住まいになりますよ!
4.地震・台風・火災などの災害に強い
日本は地震や台風が多い国だからこそ、住宅の安全性はとても大切です。
RC造住宅は、あらゆる自然災害に対して高い耐性を持っています。
災害別の耐性比較は、以下の表の通り。
災害の種類 | 木造住宅 | RC造住宅 | RC造の優位性 |
地震 | 耐震等級1~3 | 耐震等級3が標準 | 倒壊リスクが極めて低い |
台風・竜巻 | 屋根材の飛散リスク | 強風でも安定 | 構造への影響が少ない |
火災 | 延焼リスクあり | 不燃材料で延焼しない | 近隣火災から守られる |
水害 | 床下浸水で大きな被害 | 水に対して劣化しにくい | 被害を最小限にできる |
特に大地震の際、RC造住宅は倒壊しにくく「家族の命を守るシェルター」 となります。



災害後の復旧も比較的早いため、安心して暮らせるのが大きな魅力ですよ!
上記のメリットを活かすためには、デメリットへの適切な対策が重要になります。



次の章で、コンクリートの家のデメリットを詳しくご紹介しますね!
コンクリートの家のデメリット4選|後悔する前に知っておくべきポイント


コンクリートの家のデメリットを4つ、紹介します。
- 建築費が高い
- 夏は暑く冬は寒い
- 結露やカビが発生しやすい
- 工期が長くなる
家を建てた後に後悔しないよう、事前にデメリットを理解しておきましょう。
1.建築費が高い
コンクリートの家の最大のデメリットは、建築費用の高さです。
木造住宅と比較すると、坪単価で20〜30万円程度高くなるのが一般的なんです。
具体的な費用の差は、以下の通り。
- 坪単価は木造より20~30万円アップ
- 30坪の場合、総額で600~900万円程度の差
- 基礎工事費用も木造の1.5~2倍程度
材料費だけでなく、専門的な技術を持つ職人や特殊な機材が必要になるためです。
また、コンクリートの重量に耐えられる基礎工事が必要で、場合によっては地盤改良も追加されます。



予算オーバーにならないように、間取りや広さを工夫して調整する必要がありますよ!
2.夏は暑く冬は寒い
コンクリートは熱を伝えやすい性質があるため、断熱対策をしないと快適性が下がります。
特に外断熱をしていない場合、季節による温度差を強く感じてしまうんです。
実際には、以下のような不便を感じやすいでしょう。
- 夏:日中に熱を蓄積し、夜になっても室内が蒸し暑い
- 冬:外気の冷たさが伝わり、暖房効率が悪い
- 光熱費:冷暖房費が木造住宅より高くなる傾向がある
ですが、断熱材をしっかり施工すれば、むしろ木造住宅より快適な室内環境を実現できます。
断熱対策については【対策できる】吹き抜けで後悔を防ぐポイント4選|成功例とおすすめ間取り実例も紹介でも解説しているので、参考にしてください。





外断熱工法や高性能断熱材を使用すると、光熱費の削減にもつながりますよ!
3.結露やカビが発生しやすい
コンクリートの家は気密性が高いため、湿気がこもりやすいのが注意点です。
特に新築から2~3年間は、コンクリート内部の水分が徐々に放出されるため、結露やカビの原因となってしまいます。
湿気対策が必要な理由は、以下の通りです。
時期 | 原因 | 湿気対策の重要度 |
新築~2年目 | コンクリート内の水分放出 | 非常に高い |
3年目以降 | 生活湿気(調理・入浴など) | 高い |
梅雨・冬季 | 外気との温度差 | 高い |
換気システムの設置や除湿対策は、コンクリート住宅では必須の設備です。



湿気対策を怠ると健康被害や家の劣化につながるため、早めの対策が大切ですよ!
4.工期が長くなる
RC造住宅は、木造住宅と比べて工期が大幅に長くなります。
コンクリートの養生期間が必要で、天候にも左右されやすいため、予定より工期が延びるケースも珍しくないんです。
工期の目安は、以下の通りです。
- 木造住宅:3~4ヶ月程度
- RC造住宅:6~8ヶ月程度
- 複雑な設計の場合:10ヶ月以上になる場合もある
工期が長引けば、その分仮住まい費用もかかるため、トータルコストを計算する際は忘れずに含めておきましょう。



早く入居したい人には不向きですが、じっくりこだわりたい人には向いていますよ!
コンクリートの家のデメリットをカバーする対策方法4選


コンクリートの家のデメリットをカバーする方法を4つ、紹介します。
- 断熱材や外断熱工法を取り入れる
- 換気・除湿設備で結露を防ぐ
- 部分RC造でコストを抑える
- 実績豊富な施工会社を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1.断熱材や外断熱工法を取り入れる
コンクリートが熱を伝えやすい問題は、断熱材を使った工法で解決できます。
特に「外断熱工法」を採用すると、コンクリート住宅の温度問題を根本から改善できるんです。
断熱工法の比較は、以下の表の通り。
断熱方法 | 施工費用 | 断熱効果 |
内断熱 | 比較的安価 | 標準的 |
外断熱 | 高価 | 非常に高い |
両方併用 | 最も高価 | 最高レベル |
外断熱を導入すれば、夏は涼しく冬は暖かい快適な環境が実現可能です。
高性能な断熱材(フェノールフォームやウレタンフォームなど)を組み合わせれば、光熱費の削減にもつながります。



初期投資は高くなりますが、ランニングコストを考えると非常にお得な選択肢ですよ!
2.換気・除湿設備で結露を防ぐ
コンクリート住宅で懸念されがちな結露やカビは、換気と除湿対策で防げます。
特に新築から数年間は、コンクリートからの水分放出を考慮した対策が重要になるんです。
効果的な湿気対策は、以下の通りです。
- 24時間換気システム:常に新鮮な空気を循環させて湿気を排出
- 第一種換気システム:熱交換機能で冷暖房効率もアップ
- 全館除湿システム:梅雨や冬季の結露を効果的に防止
- 調湿建材:珪藻土や漆喰などで自然に湿度を調整
上記を組み合わせれば、カビの発生リスクを抑えながら健康的で快適な住まいを維持できます。



初期投資はかかりますが、長期的に見れば健康面でも経済面でもメリットの大きい投資になりますよ!
3.部分RC造でコストを抑える
建築費用の高さが気になる方には、「部分RC造」という選択がおすすめです。
構造の一部にのみRC造を採用して、コストを抑えながらもRC造のメリットを受けられます。
部分RC造の活用例は、以下の通りです。
部位 | RC造採用の効果 | コスト削減効果 |
1階のみ | 防音・耐震性向上 | 30~40%削減 |
外壁のみ | 防火・耐久性向上 | 20~30%削減 |
水回り部分 | 防水・耐久性向上 | 15~25%削減 |
特に人気なのが「1階RC造・2階木造」の混構造です。
1階部分で騒音対策や耐震性を確保しつつ、2階は軽量な木造で建築費用を抑えられます。
部分RC造を取り入れるなら【理想と現実】ビルトインガレージで後悔する事例7選|憧れの落とし穴や欠点をカバーする間取りの記事も、ぜひ読んでみて下さい。





また、プレキャスト工法(工場で製造したコンクリート部材を現場で組み立てる方法)を採用すると、工期短縮とコスト削減を同時に実現できますよ!
4.実績豊富な施工会社を選ぶ
RC造住宅は技術力が求められるため、施工会社選びが成功のカギです。
コンクリート住宅は専門的な知識と技術が必要なため、実績のある会社を選ぶのが何より重要なんです。
具体的には、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。
- RC造住宅の施工実績が豊富(年間10棟以上が目安)
- 構造設計士との連携体制が整っている
- 長期的なアフターサービスを提供している
- 実際の施工事例を見学できる
信頼できる会社に依頼すれば、工事の精度だけでなく将来的なメンテナンス対応も安心です。
【お金持ちが建てる】高級住宅ハウスメーカー10選|高級ハウスメーカーの特徴や選び方を解説でも、おすすめのハウスメーカーを紹介しているのでチェックしてみてください。





なお、私が実施している家づくりに関する無料相談でも、家づくりのプロ、すーさんがRC造の施工に強いハウスメーカーを紹介できます。



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コンクリートの家が向いている人の特徴3つ


コンクリートの家が向いてる人の特徴を3つ、紹介します。
- デザイン性を重視する人
- 防音・プライバシーを大切にしたい人
- 災害に強い家に住みたい人
順番に解説するので、ぜひ参考にしてください!
1.デザイン性を重視する人
「個性的でおしゃれな家に住みたい」という方には、RC造住宅が最適です。
コンクリートならではのデザイン自由度の高さで、理想の住まいを実現できます。
RC造が向いている方の特徴は、以下の通りです。
- モダンでシンプルな空間が好み
- 大空間リビングが希望
- 曲線や変形デザインにこだわる
- ホテルライクな住空間を求める
特に建築家と一緒に家づくりを進めたい方や、雑誌で見るようなデザイナーズハウスに憧れる方におすすめです。
おしゃれな家づくりのコツは【重厚感×おしゃれ】高級感のある家を作るコツ10選|おすすめのハウスメーカーやインテリアも紹介でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。





RC造の表現力の豊かさが、大きな魅力になりますよ!
2.防音・プライバシーを大切にしたい人
音に敏感な方や、プライベート空間を重視する方には、RC造の高い防音性能は大きなメリットです。
都市部や交通量の多い地域では、特に効果を実感できます。
具体的には、以下のような方におすすめです。
- ドラムやピアノなどの楽器を演奏する趣味がある
- ホームシアターを楽しみたい
- 在宅ワークに集中したい
- 夜勤があり昼間でも静かに眠りたい
隣家が近い住宅密集地や、交通量の多い道路沿いに住む場合も、RC造の防音性能が快適な住環境を守ってくれます。
プライバシーを守れる間取りについては【30〜40坪対応】中庭のある家の間取りアイデア集|平屋・二階建て別に成功ポイントを解説でも紹介しているので、読んでみて下さい。





家族それぞれのライフスタイルを尊重しながら、快適な住環境を実現できますよ!
3.災害に強い家に住みたい人
日本は自然災害のリスクが高いため、住宅の安全性を重視する方にRC造はおすすめです。
RC造住宅の高い耐災害性能は、安全志向の方にとって大きな安心材料になります。
安全性重視の方に向いているポイントは、以下の通りです。
- 地震に強い家に住みたい
- 火災リスクを減らしたい
- 台風や強風に備えたい
- 資産価値を重視したい
特に小さなお子様や、高齢の家族と同居されている場合、災害時でも安心して過ごせる住まいは何よりも大切ですよね。
また、二世代・三世代で長く住み続けたい方にとっても、RC造の長寿命性は大きなメリットになります。



一度建てれば60年以上安心して住み続けられるため、世代を超えて愛される住まいを実現できますよ!
まとめ|コンクリートの家のデメリットを理解すれば、理想の家は建てられる


本記事では、コンクリートの家のメリット・デメリットから対策方法まで詳しく解説しました。
コンクリート住宅は、耐久性や防音性、デザイン性の高さから憧れる方も多いですよね。



私自身も家づくりを考えたときに「丈夫で長持ちする家なら安心」と漠然と思っていました。
ただ、RC造住宅は耐久性やデザイン性の魅力がある一方で、建築費の高さや温度調整の難しさなど、注意しておくべきポイントがあるんです。
理想の家づくりに大切なのは、メリットだけでなくデメリットまで理解したうえで、自分たちの暮らしに合っているかを見極めること。
あなたもぜひ、コンクリートの家の特徴を正しく理解して、家族にとって快適で安心できる最適な住まいづくりを実現してくださいね。
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